嫌いなことをする。
「毎日、自己のきらいなことを二つずつおこなうのは
魂のためによいことだ。」(モーム)
ここでいう「自己のきらいなこと」というのは
やるべきなのに、つい避けてしまう行動の
ことです。
「他人のきらいな」ではありません
人間はいろいろなことを「克服」して
成長していきます。
それなのに「いやなこと」から目をそらしがちです。
具体的な例でいうと、私は国語の教師でありながら
薬の副作用で(今は飲んでいませんが)、
手が震えて文字がうまく書けなくなりました。
そのせいで自分の書いた文字でなく、PCで打てるものは
すべてそれで終わらせていました。
前とは違ってしまった自分の文字を見るのが
いやだったからです。
しかし、退職が決まった昨年9月から一念発起して
ペン習字の通信教育を受け始めました。
なかなか進まず、今も続けています。
いやは作業は大変疲れます。
しかし、文字を書けないでは生活上困ることが
多いですから、訓練するしかありません。
どんなに疲れていても、A4版2ページは毎日
書くようにしています。
まだまだ避けていることはあります。
書斎の整理やら、病気で悪くなった言葉の発音の訓練とか。
しかし、少しずつ克服していけばいいと
思っています。
https://mental-counseling.com/