「あきらめる」ということ。
現代語の「あきらめる」ということばは古語の
「あきらむ(=物事を明らかにする)」からできた言葉です。
従って「物事を諦めてしまう」という意味ではないのです。
なにが言いたいのかというと…。
つらい場面に出くわしたときは
心が病んで「あきらか」に受け止めることは出来ません。
そういう場合は、一旦つらいことを、心の外において(なるべく)、
そのことを直接受け止めようとしないことです。
だからといって忘れろと言っているわけではありません。
時間が経ち、こころに余裕ができたころに、そのことを
受け止めることができるのです。
「すぐには対応できないので、一旦そこにおいておいて、
あとで明らかにする」という本来のニュアンスが
「もう諦めてしまう」という意味で
使われるようになったのです。
今、つらい・苦しい状況にある人は、
一旦悩むことから逃れましょう。
気持ちを逸らしましょう。
そして、心が元気になったときには
そのつらい・苦しいことを
受け入れることが、徐々に
できるようになるでしょう。
また、人ごとのように聞こえるかも
しれませんが、人間は無意識の
うちにそうやって、苦難を乗り切ってます。
今日は夕方から電話の予約が入っているので、
その整理の時間を考えるとブログの更新は
難しいと思われますので、今日は
終わりにします。
お付き合いありがとうございました。
明日まで連休の方はゆっくり
過ごしてくださいね。
お電話お待ちしております。
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