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半世紀以上生きてきた私が躁鬱病の寛解まで復活した経験とカウンセラー・メンタルトレーナーとしての言葉を綴ります。

自己否定の悲劇。

またアメリカ人の話。




名門大学の学生A君はは誰から見てもイケメンで、頭もよく、非の打ち所がない青年だった。




なのに、A君は自分のことを「さえなくて頭の悪いクズ」だと感じていたのだ(私には考えられないことですが…。)




そんな時、大学でも美女だと評判のB子からランチに誘われた。




A君は「B子から誘われるなんてありえない。きっとさえない自分を哀れんでいるんだ」と考えてしまった。




B子は普通にA君のことを評判通りのすてきな男性だと思っていて彼と付き合おうと思っていた。




何度かデートを繰り返すうちに、A君は「次のデートでふられたらどうしよう」と逢う度に苦しくなっていた。




そしてある日、A君はとんでもない行動に出る。




B子の父親に「おめでとう。あなたは7ヶ月後におじいちゃんになるでしょう」と電報を打ったのだ。




B子の父親が激怒するだけではなく、B子もA君のことが怖くなって、「二度と連絡しないで」と電話で告げた。




A君はある意味ほっとした。もう嫌われるかどうかと怯える必要がなくなったからである。




以上の話は、A君の極端な「自己否定」が引き起こした悲劇です。




A君のようなイケメンで頭がいいという人に限らず、人は自分を低く評価しがちです。




そういう「自己否定」はネガティブな感情であり、人生を味気ないものにしてしまいます。




自分のいいところを見つけて自信を持ちましょう。




私はイケメンでもなく頭もよくありませんので、青春時代はコンプレックスばかりを感じていましたが、ある日、鏡を見たときに、「俺って性格はいいじゃん」と思ったとき、さあっと、容姿のコンプレックスから解放されました。




簡単に言うと、不細工な自分が好きになったのです。




教員になってからは、コンプレックスを持たない自分が好きな人間として堂々と生徒の前に立ちました。




誤解しないでくださいね。ナルシストとは違いますからね。




A君のような極端な「自己否定」でなくても、「自己否定」はネガティブ思考につながります。




「自己否定」をやめましょう。




自信を持って胸をはって生きていきましょう!




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今週もあと1日。土日の楽しみを考えながらやり過ごしましょう!

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