兼好法師の言葉。
「万の事は頼むべからず。愚かなる人は、
深く物を頼む故に、恨み、怒る事あり」
『徒然草』
「何事においてもあてにしてはいけない。愚かな人間は、
深くあてにするがために、恨んだり、怒ることがあるものだ」
世を達観した兼好法師らしい言葉ですね。
『徒然草』は彼が30歳ころに記したとされています(諸説あり)
が当時で言えばりっぱな中年であり、さまざまな人生経験に
基づいていることがわかります。
「物事に期待しない」というのはつまらない人生のようですが、
期待するからがっかりするわけで、処世訓としては
なるほどと思わされます。
あれこれ期待して気落ちするのではなく、平常心で
物事にあたれということでしょう。
宝くじを買う私なんぞは彼から叱責を受けるでしょうね。
午後もぼちぼちがんばりましょう。
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